【生き方】痩せたらキレイ
【私が過敏なのかもしれないが引っかカール】
LINE newsで見た人もいるかもしれません。森三中の3人がスリムになった広告の写真。
「スリムなのにインクたっぷり」という文具にちなんで起用されたとのこと。
鈴木おさむは「このキャンペーン考えた人、おもしろすぎです」と企画者を絶賛。フォロワーからも「痩せたらこんな風なんですね!!」「みんなキレイ」などの声。
記事掲載元
http://japan.techinsight.jp/2019/01/negishi01172250.html
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本人と家族が企画を楽しんでおり、企画にもイヤミはない。
なんだけど、どうしても引っかかる。
わざわざ3人に加工を施して広告にする意味。
「スリムなのにたっぷり」を伝えたいということなのは分かる。そして彼女たちが芸人であり、企画に笑いのセンスがあるのも分かる。
でも、それでも、なんか不自然。
以前働いていた学校に、「痩せたい!」と言い続け、ほとんど食べないのに下剤を飲んで、ガリッガリなのにまだ自分は太っていると思い込む女子がいた。私は彼女に会うときは真夏であってもダボダボの長袖ジャージを着ていく必要があった。(他人の細い腕に過剰に反応して、病状が悪化するため)。
もう落ちる贅肉なんて無くて、車椅子に乗せられても、今度は「食べたら太る」という恐怖から摂食ができなくなる。
この子の病気を生み出したのは、日本社会の「痩せたらキレイ」という考えだと思う。
芸人を使ったダイエット番組は、数こそ多くないかもしれないが絶えない。
生活習慣病の改善など、健康のための減量は時に必要だ。
体型を見て、その人の自己管理能力を測る人もいて、それも分かる。
しかしながら、「ありのままも愛する」が欠けているダイエットは怖い。
痩せていなくても人間としての魅力は損なわれない。